相談は無料 03-4500-8200 お電話ください。

板金工事業の建設業許可で専任技術者になるには

建設業

建設業許可において、専任技術者には、学歴・資格・実務経験のいずれかが必要です。
このうち、学歴や資格については、工事業種によって違いがあります。

この記事では、板金工事業の専任技術者になるための要件について整理します。

板金工事業の専任技術者になるための学歴

学歴については、下表のとおりです。
それぞれの学校について「指定学科」を卒業後、3~5年の実務経験が必要になります。

高等学校全日制、定時制、通信制、専攻科、別科指定学科卒業
+
実務経験5年
中等教育学校平成10年に学校教育法の改正により創設
された中高一貫教育の学校
大学・短期大学学部、専攻科、別科指定学科卒業
+
実務経験3年
高等専門学校学科、専攻科
専修学校専門課程、学科

指定学科卒業

実務経験5年
(専門士、高度専門士
であれば3年)

指定学科について

指定学科は、次の①および②に関する学科です。

①建築学
②機械工学

類似学科について

また、指定学科の類似学科として、次の学科は、指定学科と同様とみなされます。

建築学に関する学科

環境計画科、建築科、建築システム科、建築設備科、建築第二科、住居科、住居デザイン科、造形科

学科名の末尾にある「科」「学科」「工学科」は他のいずれにも置き換えることができます。

機械工学に関する学科

エネルギー機械科、応用機械科、機械科、機械技術科、機械工学第二科、機械航空科、機械工作科、機械システム科、機械情報科、機械情報システム科、機械精密システム科、機械設計科、機械電気科、建設機械科、航空宇宙科、航空宇宙システム科、航空科、交通機械科、産業機械科、自動車科、自動車工業科、生産機械科、精密科、精密機械科、船舶科、船舶海洋科、船舶海洋システム科、造船科、電子機械科、電子制御機械科、動力機械科、農業機械科、学科名に関係なく機械(工学)コース

学科名の末尾にある「科」「学科」「工学科」は他のいずれにも置き換えることができます。

板金工事業の専任技術者になるための資格

資格については、次のとおりです。
特定建設業の許可では、資格に加えて、2年間の指導監督的実務経験が必要になるものがあります。(※をつけている資格です)

技能検定のうち、
建築板金(選択科目「ダクト板金作業」)1級(※)
建築板金(選択科目「ダクト板金作業」)2級(※)
2級は、合格後3年以上の実務経験が必要です。
ただし、平成15年度以前の合格者は、実務経験1年で構いません。

技能検定のうち、
工場板金1級(※)
工場板金2級(※)
2級は、合格後3年以上の実務経験が必要です。
ただし、平成15年度以前の合格者は、実務経験1年で構いません。

技能検定のうち、
板金(選択科目「建築板金作業」)・建築板金(選択科目「内外装板金作業」)・板金工(選択科目「建築板金作業」)の1級(※)
板金(選択科目「建築板金作業」)・建築板金(選択科目「内外装板金作業」)・板金工(選択科目「建築板金作業」)の2級(※)
2級は、合格後3年以上の実務経験が必要です。
ただし、平成15年度以前の合格者は、実務経験1年で構いません。

技能検定のうち、
板金・板金工・打出し板金1級(※)
板金・板金工・打出し板金2級(※)
2級は、合格後3年以上の実務経験が必要です。
ただし、平成15年度以前の合格者は、実務経験1年で構いません。

1級建築施工管理技士
2級建築施工管理技士(種別「仕上げ」)(※)

登録基幹技能者の「登録建築板金基幹技能者」(※)
単一の建設業の種類について、10年の実務経験が必要です。

指導監督的実務経験とは

指導監督的実務経験とは、建設工事の設計や、施工の全般について、工事現場主任者または工事現場監督者のような資格で、工事の技術面を総合的に指導監督した経験をいいます。

建設業許可の取得にあたって、この指導監督的な実務の経験は、許可を受けようとする建設業種の建設工事で、発注者から直接請け負い、その請負代金の額が4,500万円以上(※)であるものについて、2年以上の指導監督的な実務の経験が必要とされています。

※以下の実務経験は、4,500万円以上の建設工事に関する実務の経験とみなして、2年以上の期間に算入することができます。
①昭和59年10月1日前に請負代金の額が1,500万円以上4,500万円未満の建設工事に関して積まれた実務の経験
②昭和59年10月1日以降平成6年12月28日前に請負代金の額が3,000万円以上4,500万円未満の建設工事に関して積まれた実務の経験

なお、発注者から直接請け負った建設工事に関する経験のみを認めるものであり、発注者の側における経験や下請負人としての経験は含みません。

板金工事業の専任技術者になるための実務経験

実務経験のみで専任技術者になるには、10年の経験年数が必要となります。
板金工事業の実務経験として認められる工事は、次のとおりです。

金属薄板等を加工して工作物に取り付け、または工作物に金属製等の付属物を取り付ける工事

〇具体例
板金加工取付け工事、建築板金工事

「建築板金工事」とは、建築物の内外装として板金をはり付ける工事をいい、具体的には、建築物の外壁へのカラー鉄板張付け工事や厨房の天井へのステンレス板張付け工事等をいいます。

板金屋根工事については『板金工事』ではなく『屋根工事』に該当します。

まとめ

以上のとおり、板金工事業の専任技術者になるための要件を整理しました。

注意点として、特定建設業許可では、資格による専任技術者は、資格に加えて、2年間の指導監督的実務経験が必要になるものがあります。

建設業許可の申請時には、これらの要件を満たしていることを、書類で証明する必要があります。